反跳性不眠や眠りが浅い問題があっても有用な睡眠薬

睡眠障害は現代人に多く見られる障害の一つとして認知度も高いものであり、ストレスの多い社会に生きる中では多かれ少なかれ睡眠について障害を持ってしまうことも稀ではありません。その症状が悪化してしまい、睡眠自体がストレスに感じられるようになってきてしまうと病院を受診して治療を行わなければ生活の質に問題が生じてしまうことになります。睡眠障害を改善するために用いられるのが睡眠薬であり、大まかにはバルビツール系、ベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系の三種類に分類されて使用されています。その中でも主流となっているのがベンゾジアゼピン系睡眠薬です。
ベンゾジアゼピン系睡眠薬はそれ以前に使用されていたバルビツール系の睡眠薬に比べると副作用が少なく、呼吸器系に作用して呼吸停止を起こしてしまうような重篤なものも少ないことから汎用されています。しかし、持ち越し効果、前向性健忘、反跳性不眠といった副作用がよく見られるという問題を抱えているのも事実です。特に長期間利用を続けると耐性ができてきてしまうにもかかわらず、服用を止めるとその反動で眠れなくなってしまう反跳性不眠が生じるということはそれだけでも不安を感じてしまう患者も稀ではありません。反跳性不眠だけでなく、離脱症状を伴うこともあるという意味でも依存が生じてしまう危険性を秘めています。また、ベンゾジアゼピン系睡眠薬は自然な眠りを誘導するのではないため、眠りが浅いことも問題として指摘されています。眠りが浅いことによって疲れがとれにくいこともあるからです。しかし、眠れない人の多くに取っては眠りが浅いものであっても眠れるということはストレスの軽減に役立つことから広く利用されるようになっています。